導入事例

AMBL株式会社

ご利用中のサービス
監視一次対応
属人的でワンオペだった24時間365日監視の継続が困難な状況に。
ベアサポートを利用し、組織的な体制への移行とサービス品質の向上を実現
導入前の課題
24時間365日の監視体制を「ワンオペ」で維持していたが、担当者の退職により、体制の継続が困難になった
社内メンバーは日中の開発業務もあり、シフトを組んでの24時間対応は現実的ではなかった
運用が属人化しており、引き継ぎも口頭やメモベースで行われていたため、ナレッジの蓄積ができていなかった
導入後の効果
24時間365日の監視体制が整い、お客さまへ自信を持って保守サービスを提供できるようになった
システムの保守について、平日日中帯プランと24時間365日プランを明確に分けて提示できるようになり、責任分界点が明確になった
手順の明文化に加えて第三者視点でのチェックを経ることで、不備や曖昧さを解消し、再現性の高い運用フローを実現できた

「ワンオペ」体制による24時間365日監視の継続が困難に
安定した監視・運用を実現するパートナーを模索

Q.AMBLさまの事業の概要を教えてください。
AMBL 山脇氏

AMBLは、4つの領域で事業を展開しています。AIを活用したソリューション提供をはじめ、Webサイトのデザインおよび構築、スマートフォンアプリや業務システムのバックエンド開発、さらにマーケティング支援サービスまで、幅広い分野でお客様のビジネスを支えています。

Q.出席者の役割についてお聞かせください。
AMBL 山脇氏

イノベーション事業本部AI開発事業部のCloud基盤開発部で部長を務めています。マネジメントが主な役割ですが、社内外で進行しているプロジェクトを全体的に見て、問題が起こりそうなところへの対応もしています。また、組織発展のためのチャレンジや投資の可能性を常に模索していますね。

AMBL 鈴木氏

Cloud基盤開発部の第1Unitに所属し、主に監視系の業務を担当しています。ベアサポートにお願いしている監視運用について、いただいた情報をもとに障害の解析や二次調査を行い、各案件の担当者に「こういう事象が発生したので警戒・注意してください」といった情報を連携する役割を担っています。

AMBL 服部氏

Cloud基盤開発部のマネージャーです。主に管理業務を担当し、進行管理、進捗管理を通じてプロジェクトをリードしています。

Q.ベアサポートを活用いただいているシステムについて教えてください。
AMBL 服部氏

現在は、保険情報の更改を行うWebシステムや、AIを使った薬事系の文書検索システムなど、3つのシステムでベアサポートを活用しています。

Q.ベアサポートを導入する前の問題点、課題についてお聞かせください。
AMBL 山脇氏

24時間365日対応を実現するため、夜間専任のスタッフを採用し、システムの一次対応を一人で担う体制を取っていました。
しかしワンオペでの運用には無理があり、年末年始などの長期休暇時の対応が難しく、継続は困難でした。

その上、夜間対応のスタッフが退職することになり、代替策が必要となりました 。社内リソースによる対応も検討しましたが、日中は通常の開発業務もあるので難しいと判断しました。
また、今後も24時間365日対応の要望が増えていくことが予想されたため、リスクが懸念される個人対応ではなく、組織で対応できるパートナー、サービスを探すことにしました。

イノベーション事業本部 AI開発事業部 Cloud基盤開発部 部長
山脇氏
Q.ベアサポートをいつ頃、どのようなきっかけでお知りになりましたか?
AMBL 山脇氏

ベアサポートに問い合わせしたのは2023年7月頃でした。「運用保守」などのキーワードで検索し、ベアサポートを見つけたと思います。MSPを数社候補として挙げ、比較検討しました。

Q.ベアサポートを採用した理由についてお聞かせください。
AMBL 山脇氏

ベアサポートは圧倒的に低コストで、拡張性が高い点が魅力でした。一般的なMSPではサーバやインスタンス、ネットワーク機器の台数に応じて課金されることが多いのですが、
ベアサポートの場合は台数ではなくアラート単位での課金体系です。これは他社にない特長でした。予算のコントロールがしやすく、将来的な案件増にも無理なく対応できる点で、魅力的だと感じました。

属人的な体制から組織体制への移行が実現
自信を持って「24時間365日対応」が提供できるように

Q.ベアサポートを導入したことで、どのような点が解決されましたか?
AMBL 山脇氏

組織的な24時間365日対応に切り替わったことで、お客さまに自信を持ってサービス内容を約束できるようになりました。ワンオペで対応していた際は不安がありましたが、今は心理的な後ろめたさがなくなりましたね。

手順の明文化が進んだ点も大きな変化です。以前は属人的な対応が多く、引き継ぎも口頭やメモベースでした。ベアサポートに作業を依頼するにあたり、手順書をきちんと作成する必要があり、これによってナレッジが蓄積されるようになりました。

AMBL 服部氏

第三者の視点で手順書をチェックしてもらえることで、気づかなかった点が明らかになることも多いです。自分たちでは問題ないと思っていても、第三者から見ると不十分な点があり、それを発見できるのは大きなメリットです。また、Slackでやりとりができるので コミュニケーションもスムーズで、手順書を更新した際に迅速に修正内容を反映していただける点はいいですね。

イノベーション事業本部 AI開発事業部 Cloud基盤開発部 マネージャー
服部氏
AMBL 鈴木氏

手順を明文化することで誰でも同じように作業できるようになり、品質の安定につながったのは大きな改善点だと思います。

イノベーション事業本部 AI開発事業部 Cloud基盤開発部
鈴木氏
Q.想定していなかった効果はありますか?
AMBL 山脇氏

アラートの最適化が進みました。例えば「毎日のように、このアラートが上がっていますが対応は必要ですか」といった問い合わせをベアサポートからいただくことがあります。社内で対応していた際には無視していたようなアラートも、「このアラートは本当に必要なのか」という議論が生まれ、アラートの運用ルール改善につながっています。

Q.「24時間365日対応」の体制を顧客に説明するうえで、何か変化はありましたか?
AMBL 山脇氏

はい、大きな変化がありました。以前は「24時間365日対応」と言っても、実際には属人的に回している部分もあり、どこまで対応できるかが曖昧なまま進めてしまっているケースもありました。今は、平日日中帯と24時間365日でプラン を明確に分けてご案内し、24時間365日プランについては「営業時間外は、外部パートナーに委託して対応しています」としっかりお伝えするようにしています。
プランによる対応範囲や責任分界点の違いを明確にしたことで、お客さまにも理解いただきやすくなり、サービス内容と価格への納得感も得られやすくなりました。また、外部委託体制を明示するようになったことで、夜間や休日の問い合わせがすべて自社に向くような状況も減り、結果として、社内メンバーの心理的な負担も軽減されていると感じます。

Q.ありがとうございます。最後に、今後取り組んでいきたい事業やサービスについて教えてください。
AMBL 山脇氏

AI基盤やデータ分析基盤のインフラ構築に力を入れていきたいと考えています。特に昨今はデータ分析の需要が多く、分析結果に生成AIを活用するという一連の流れをインフラとして支えていきたいです。もちろん、そこには必ず監視・運用保守業務が付随してきます。
AIやデータ分析を主軸にインフラ構築と運用保守を行い、将来的には監視・運用保守案件を100件、1000件と増やしていきたいと考えています。

本日はありがとうございました。
会社名AMBL株式会社
事業内容DX支援事業
URLhttps://www.ambl.co.jp/