導入事例

株式会社カンナート

ご利用中のサービス
監視一次対応
エンジニア支援
プラットフォームを問わず幅広いサポートが可能なベアサポート。
ベンダーフリーだからこそできる、ユーザにとって本当にメリットのある提案
導入前の課題
夜間・休日にも発生するシステム障害の対応に、エンジニアが疲弊していた
インフラやセキュリティ対策の専任者がおらず、ノウハウが不足していた
特定のプロダクトを専門としているベンダーだと提案が偏ってしまうことと、コストが高くなってしまうことが懸念だった
導入後の効果
一次切り分けや障害対応手順を渡すことで、エンジニアがトラブル対応から解放された
インフラ設計や監視運用、セキュリティ対策などを相談・依頼できたことで、自社が得意とする開発や企画にリソースを集中させることが可能になった
ベンダーフリーでプラットフォーム問わず相談できるため、顧客への提案の幅が広がり説明もしやすくなった

インフラの運用監視を幅広くサポートするベアサポートを高く評価

Q.まずカンナートさまの事業についてお聞かせください
カンナート米田氏

当社は「Web制作」・「事業開発」・「ECサイト運営」を行う企業です。Webに関わるさまざまな要望にワンストップで応えてきたノウハウを生かし、お客さまの課題を解決するためのWeb制作やシステム開発を手掛けています。
設立当初はWEBデザインやサイト制作を中心とした会社でしたが、システム開発を必要とする案件対応が多くなり、開発部隊を増員しました。徐々に案件の規模も大きくなり、今はシステム開発が占めるウエイトが大きくなっていますね。

Q.米田さまの役割について教えてください
カンナート米田氏

システム開発のコンサルティングを担当しています。前職でシステム運用や保守監視を行う会社に在籍していたため、インフラ周りの知見がありました。開発の経験もあるため、インフラの選定や開発方針の提案などを中心に担当しています。

Q.カンナートさまの事業の特徴についてお聞かせください
カンナート米田氏

システム開発やECソリューション全般をワンストップで提供できることですね。
当社は3年ほど前にジェネレーションパスグループの子会社になりました。ジェネレーションパス社は自社ECサイトの運営から、楽天モールなどへの出店やECサイトの開発・立ち上げといったECサポート、その他家具・家電のデザインといった商品企画までおこなっており、EC全般に強い会社です。もともとジェネレーションパス社は当社の取り引き先でしたが、より組織を強化できることを期待し、一緒のグループになりました。

その結果、以前よりも規模の大きいお客さまに対してシステムやECソリューション全般を提供する機会が増えました。コンビニエンスストア事業者、スポーツ関連小売事業者、家具販売会社、電気・ガスなどのインフラ事業者などの大手企業から「ECを新しく立ち上げたい」と相談いただく機会も増えており、システム開発のみならず、事業企画から一緒に進めることもあります。

あるお客さま事例では、商品開発からプラットフォーム含めた企画をおこない、実証実験としてEC事業を開始しました。当初は約半年の期間限定を予定していましたが、想定より売上が伸びたことで延長となり、引き続きお付き合いいただいています。

Q.利用されているサービスについて教えてください
カンナート米田氏

ベアサポートの「マモル インシデントタイプ」と「マモル マネージドプラス」を利用しています。
マモル インシデントタイプで24時間365日体制でのアラート検知・障害対応と、マモル マネージドプラスでインフラに関するコンサルティング、監視の設計・チューニング、セキュリティ関連のレポートなどをしてもらっています。
特に直近の案件ではエンドユーザからの指定があったためAWS上でECサイトを構築する必要があり、要件を満たすための初期設計から運用、セキュリティ対策まで幅広くサポートいただきました。
また、その他にもメールのリレーサービスである「ベアメール」など、リンクの各種サービスを利用しています。

Q.ベアサポートを知ったきっかけを教えてください
カンナート米田氏

以前当社では、データセンターにラックを借りてサーバを設置し、お客さま毎に分割してサービスを提供していました。インフラ専門の会社ではないため、パートナーの協力を得ながらサーバの保守メンテナンスを行っていたのですが、夜間や休日に発生するアラートなどは私と代表で対応していました。しかし、規模が大きくなってくるにつれて、障害の発生頻度もどうしても増えてしまい、インフラ運用に関する負担が増加していくことが課題になっていました。

そこでオンプレミスのサーバを廃止し、クラウドでサーバを利用したいと考え「ベアメタルクラウド」を導入させていただきました。それがリンク社とのお付き合いのはじまりです。特にインフラの運用監視について幅広くサポートしていただけることに魅力を感じましたね。今回のベアサポートの導入も、案件の相談に乗っていただいている中で提案をいただきました。

一番のポイントは、ベンダーフリーでプラットフォーム問わず、
何でも相談できること

Q.ベアサポートを採用した理由についてお聞かせください
カンナート米田氏

さまざまなお客さまに対してシステムやECソリューションを提案する中で、ベンダーフリーでプラットフォーム問わず、何でも相談できるサービスであることが一番のポイントでした。
AWS専業ベンダーの利用も検討しましたが、特定のプロダクトのみを取り扱っているベンダーだと提案が偏ってしまうことと、コストが高くなってしまうことが懸念でした。また、最近だとGCPを利用したいというお客さまも多く、場合によってはGCPとAWSを組み合わせるようなシーンもあるため、専業ベンダーでは逆に相談しにくいようなこともあります。
リンクはプラットフォームを問わず、エンドユーザや当社の要望に合わせた提案をしてくれます。ベンダーフリーだからこそ、数ある選択肢の中から本当にユーザにとってメリットのある提案をしてくれていると感じます。無理な相談をしてしまうこともありますが、毎回しっかり調査した上で回答してくださるのでとても心強いです。

得意分野ではないインフラ設計や監視運用などをリンク社にお願いすることで、当社の得意とする開発や企画にリソースを集中させることができるようになりましたね。

Q.直近の案件では、マモル マネージドプラスはどのように活用いただいているのでしょうか?
カンナート米田氏

実証実験をおこなったECサイト構築・運用に関しては、当社が実現したいシステム概要を提示し、実装にあたって細かい点についてリンク技術担当者にアドバイスをいただきました。
セキュリティ要件も厳しく、クラウドサービス利用にあたってのチェックシートが用意されており、必要な要件をすべて満たす必要がありました。当社でシステムを設計したものの、一部満たせていないセキュリティ要件があったため、クリアするための構成とサービスを提案いただきました。そのあたりの知見を共有いただけたのはとても助かりましたね。インフラの初期構築については、セキュリティ対策だけでなく、サーバ側のミドルウェアを含めた構築もリンクにお任せしました。

運用のフェーズに入ってからは、監視ツールから取得した情報をダッシュボードでまとめて見られるようにしていただいたり、定例会でセキュリティ関連のレポートなどをしてもらっています。
あとはお客さまのセキュリティ部門から、ログの確認方法やサイバー攻撃に対する予兆検知の方法など、さまざまな確認や質問をいただくことがあります。曖昧な回答はできないので、内容によってはリンクに相談させてもらっています。月次の定例会は、特定のお客さまやAWSに関することに限らず、幅広くシステム開発やインフラについて相談するという機会になっており、大変助かっていますね。

Q.あらためて、ベアサポートを導入したことによって、良かった点を教えてください
カンナート米田氏

幅広く技術的なアドバイスをいただける点です。例えば、AWSのWAFはルール設定やチューニングを自社で実施するのは大変でした。そこで、リンクから別の良いソリューションの提案があったのは、心強かったです。お客さまに提案する際にもお墨付きなので説明しやすいですね。

また、リンクは、当社とお客さまにとって一番良いソリューションを提案するスタンスで取り組んでくれます。例えば、お客さまのシステム運用監視の要件を満たすために、AWSのCloudWatchだけでなく別の監視サービスを併用するといった、複合的な提案をいただけます。AWSが提供するサービスだと足りない部分や少し弱いところは、ベンダーを問わず他のサービスで補う提案をいただけるので、幅が広がり助かっています。

それ以外には、ベアサポートの基本的な部分ですが24時間365日の運用体制ですね。夜間・休日のトラブル対応を自社のエンジニアがする必要がなくなりました。リンクに一次切り分けや障害対応手順を渡しておけば、対応いただけるので安心感があります。いつ起こるかわからない障害対応にしっかり体制を組んでいただいているのでありがたいです。

Q.ありがとうございます。最後に、今後の取り組みについて教えてください
カンナート米田氏

当社はインフラに関しては専門ではないので、任せられるところはリンクにお任せして、得意分野である企画やシステム開発に集中していきたいと考えています。今後もリンクの力を借りて事業を成長させていければと思います。

本日はありがとうございました。
会社名株式会社カンナート
事業内容Web制作・事業開発・ECサイト運営
URLhttps://www.kannart.co.jp/